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■酒を造る人々
蔵元
酒の醸造元。造り酒屋のことです。
杜氏
酒造りの総責任者。もともと、蔵元は各地の杜氏組合に派遣を要請するか、個人的に依頼します。最近では、蔵元が杜氏を兼ねたり、地元で育成する例も増えています。もともと、杜氏たちの故郷は、あまり豊かではない場所でした。例えば、冬は雪に埋もれる山間部の農村だったり、冬に海が荒れて漁ができない漁村だったりしたのです。そこで、杜氏たちは冬になると、故郷を離れ、蔵人を引き連れ、蔵元に出向き、酒造りをするようになりました。杜氏は、それぞれの気候風土に応じた、独自の酒造りの流儀を伝えています。
杜氏の流儀
杜氏の出身地は、日本全国にあり、その土地の名前により、「○○流」と呼ばれたりします。代表的なとして、“南部杜氏”、“能登杜氏”、“越後杜氏”、“但馬杜氏”など、約30の杜氏集団があります。
蔵人
杜氏の下で働く酒造りのスタッフのことです。杜氏の補佐役であり醪の責任者を「頭(かしら)」、麹造りの責任者を「麹師(こうじし)」、酒母の責任者を「もと師」といい特別に“三役”と呼ばれています。この他に、蒸米づくりの責任者の「釜屋」、上槽の責任者の「船頭」、雑用係の「追い廻し」など、細かく役割が分かれています。
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