皆さまからのよくある質問をまとめてみました。 ここに書いてある以外で、日本酒についてわからないことがあれば、一番下の質問フォームからお問い合わせください。分かる限りお調べして、お答えしていきますので、よろしくお願いします! また、説明中、わからない用語がありましたら、「お酒の用語集」のページをご参照ください。




Q1. 生酒、生詰め、生貯蔵酒の違いがよくわからないんですけど?

A.通常のお酒は、2回火入れをします。上槽後と出荷前です。この2回の火入れを全くしていないのが、「生酒」で、「本生」とも呼ばれます。
上槽後の一回だけ火入れをして、貯蔵後、出荷前には火入れをしないもの。これが「生詰め」。
逆に、上槽後に火入れをしないで貯蔵し、出荷前に火入れしたものを「生貯蔵酒」で、「生貯(なまちょ)」と呼ばれたりもします。
それぞれ、お酒の味わいも変わってきます。

ちなみに、「ひやおろし」とですが、昔のお酒は春先に火入れをして貯蔵し、秋になると火入れをしないで出荷されていました。そこで、冷や(生)のまま卸す(出荷する)という名前が付けられました。ですから、ひやおろしは、「生詰め」ということになりますね。



Q2. 樽酒とはなんですか?

A.現在、お酒の貯蔵はタンクで行いますが、昔は杉の樽で保存されていました。そのお酒は、杉の芳香がお酒にうつり、爽やかな香りがしていました。現在では、木樽で短時間貯蔵し、軽く木の香りを付けたものがほとんどですが、そういった木の香りをするお酒を樽酒といいます。販売時に樽で売られているかどうかは関係ありません。




Q3. どぶろくって日本酒じゃないの?

A.どぶろくは、正確には日本酒とは言えません。日本酒は、醪を搾って(濾して)酒と酒粕に分離しますが、どぶろくは醪そのものを飲むものです。酒税法上、日本酒の定義は「発酵させて漉したもの」とされていますから、厳密にいえば「清酒」ではなく、「その他の雑種」となります。でも、あのどぶろくの風味は独特で美味しいですよね。




Q4. じゃあ、にごり酒ってなんですか?

A.にごり酒の製法もいろいろあるようですが、一般的には醪を目の粗い布を使用して漉す方法が一般的です。目が粗いので、醪の成分もお酒の中に混じってしまうため、白く濁ったお酒が「にごり酒」です。




Q5. YK35ってよく聞きますが?

A.Yは「山田錦」、Kは「熊本9号酵母」、35%は「精米歩合が35」という意味です。この組み合わせのお酒が鑑評会で金賞を取ることが多かったので、特に使われた言葉です。




Q6. 活性炭素濾過ってなんですか?

A.活性炭とは、文字通り「炭」の一種です。ご家庭でも脱臭・消臭のために炭を置いてある方は多いのでは? 活性炭は、色を取り、香りを取り、味を取ります。少量ならお酒がきれいに仕上がりますが、大量に使うとやせて美味しくなくなってしまう場合も多いです。最近では、お酒本来の味を味わってもらおうと、無濾過のお酒も多くなってきています。




Q7. 飲む温度を変えると、日本酒はどう変わりますか?

A.一番変わるのは飲みやすさです。日本酒の香りが苦手な人は冷やして香りを抑えて飲んだ方が飲みやすいでしょうし、濃い味付けのお料理に合わせたいというのなら、お燗の方が味も香りもボリュームが出て美味しく感じられます。どの温度帯で飲むかは、そのお酒の特性にも左右されますし、一番はあなたの好みです。自分にとって美味しい温度帯をみつけてください。ちなみに、温度帯はそれぞれ右記の表のように呼び名がつけられています。




Q8. お酒を飲む順番ってあるの?

A.人間の味覚、嗅覚は一つの刺激にはすぐになれてしまうものです。ですから、お酒の味を確認しながら飲みたいのであれば、香りは軽いものから重いものへ、味わいは軽快なものから、旨口のものへといったようにしたほうがいいでしょう。もちろん、好きなお酒を好きな順番で飲むのが一番楽しい飲み方ですが。




Q9. 古酒ってどれぐらいから古酒っていうの?

A.酒税法上ではその酒造年(7月1日~翌年6月30日)に造られたお酒が新酒です。ですが、同じ銘柄のお酒の新種ができるまでは前の年に造ったお酒が“新酒”となります。そして、それ以外は古酒、正確には出来上がって一年以上たったものが古酒と呼ばれていたようです。これは、酒税法上でも明確な定義はありませんが、最近では「一年では熟成は進まないだろう」という意見も多く、「出来てから3年以上たったものを古酒と呼ぼう」という動きもあるようです。